【松江記念病院 永見 葉子】

 「患者様と共に歩む」

 

 当院では、人間ドック利用者への栄養相談・外来及び入院患者の個別栄養指導、
月に1回の糖尿病バイキング形式集団食事指導・企業への健康作りの為の栄養相談、
糖尿病患者活動支援を実施しています。

 

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◎人間ドック受診者で、希望される方には、
 生活習慣病予防の食事の参考にしていただけるよう、
 健康食や糖尿病食、減塩食を選択し召し上がっていただいています。
◎食事相談の場では、病気予防の為の定期受診につながるような雰囲気作りも心がけています。
◎個別栄養指導では、個人のライフスタイルに見合った食事療法を行います。
 指示エネルギー通りの食事療法が難しいケースには、
 担当医と相談しながら臨機応変に対応します。
◎バイキング形式集団食事指導では、年間のカリキュラムを作成し、
 季節の食材や郷土食材を取り入れたメニュー作成、
 より具体的な指導を行なうように心がけています。
◎糖尿病患者会活動では、レクリエーションなどを通じて
 楽しみながら患者支援を行なっています。

 生活習慣病は年々増加の一途を辿っています。
病気になる前の予防の段階でいかに食い止められるか
栄養士に課せられた大きな使命であると思います。


<高コレステロール血症の方への食事指導>

☆  バランス食を
身体に良いものを選んで食べるという考え方ではなく、バランスよく偏らず食べることが基本です。
適正エネルギー量=標準体重×(25~30)キロカロリー
※標準体重=身長(m)×身長(m)×22
炭水化物:60%
蛋白質15~20%(肉より青魚、大豆製品を多くしましょう
脂肪:20~25%(肉脂より魚油、植物性脂肪を多くしましょう

☆  適正エネルギー量
動脈硬化が進行しやすいので体重やウェストサイズに留意し減量を心がけましょう。
必ずよい影響が現れます。

☆  脂肪の種類
飽和脂肪酸(肉など動物性脂肪に多く含まれる)、
一価不飽和脂肪酸(オリーブオイルなどに多く含まれる)、
多価不飽和脂肪酸(魚脂などに多く含まれる)を
3:4:3と特定の脂肪酸に偏ることなくバランスよく摂りましょう
常温で液体の油は悪玉コレステロールを減らします。
また、調理法も考慮し、高エネルギーにならないように工夫しましょう。

☆  コレステロールを多く含む食品を知っておく
昔ほど厳しい制限はなくなったとは言え、1日300mg以下にしておきましょう。

☆  ビタミン、ミネラルを十分摂取する
脂肪分の吸収を妨げ、コレステロール排出を促す働きがあります。
果物は糖質も多いので1日 100~150g程度にしておきましょう

☆  食物繊維を十分摂取する
1000kcalあたり10gを目安にしましょう。
抗酸化食品(ブロッコリー、玉葱、海藻など)を積極的に摂取しましょう。

☆  甘い物、アルコールは控える
中性脂肪が高い場合は特に気をつけましょう。

☆薬物療法について
体質や遺伝、ホルモンの関係でコレステロールが高値になりやすい方もいます。
上手に薬物療法を併用しコントロールしていきましょう。


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患者様の生活や背景を尊重し、当院の基本理念である「ふれあいと健康を求めて」
常に心に留め、共に歩むというスタイルで支援していけるようにしていきたいです。

 

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氏名 管理栄養士 永見葉子
勤務先 医療法人社団創健会 松江記念病院
経歴 島根県立女子短期大学 卒業
生年月日 1973年6月12日
血液型 A型
趣味 美味しいものを食べること、美味しいお酒を飲むこと
好きな言葉 一歩ずつ 地味ですが地道な努力は報われると信じています
モットー 愛を持って患者様に接する