• 糖尿病食の基本
  • 2016.06.22

甘い物を食べなくても糖尿病になる?

甘い物を食べなくても糖尿病になる?

甘い物だけが糖尿病の元と限らない!?

糖尿病という名称には「糖」という文字が含まれていることから、甘い物さえ食べなければ糖尿病にならないと思う人も少なくありませんが、これは誤りです。甘い物を控えていても、ほかの食べ物で糖質を摂り過ぎると、糖尿病は悪化してしまう危険性があります。
糖尿病とは、血液中のブドウ糖の割合が多すぎる状態が続くことです。血糖値は甘い物を食べ過ぎることで上昇しますが、ごはんやパン、麺などの炭水化物においてもそれは同じです。炭水化物の大半は糖質であり、体内に入るとブドウ糖に変化します。そのため、ごはんやパン、麺などを食べ過ぎると、血液中のブドウ糖の量が増えて血糖値が高くなってしまうのです。糖尿病の食事療法において、炭水化物の摂り過ぎが良くないとされているのは、このためです。血糖コントロールのためには甘い物はもちろん、炭水化物も控え、糖質を摂り過ぎないようにする心がけが大切です。

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監修 栗原 毅(くりはら・たけし) 北里大学医学部卒業。消化器内科、特に肝臓病学を専攻。医学博士。東京女子医科大学消化器病センター内科、同青山病院勤務を経て、東京女子医科大学教授、慶應義塾大学特任教授を歴任。現在、栗原クリニック東京・日本橋院長。「血液サラサラ」の名付け親としても知られる。脂肪肝、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の予防や啓蒙活動に力を注いでいる。

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