食事イメージ.png食事量の話というと、"面倒だな~"と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、食材を秤で測ったり、エネルギー量を細かく計算しなくても、今までの食事量と活動量(身体を動かす量)の結果が現在の体型です。
今回のお話を参考に、目安となる食事量と大きくかけ離れた部分を中心に気を付けてみていただければと思います。

これまでに、以下のキーワードを挙げてまいりました。
・健康維持のスタートラインの食事は"1日3回、ご飯・おかず・野菜をそろえ、乳製品は1日1回が目安"
・果物はデザートの位置づけで
・朝は食べすぎても太りづらいが、夜は食べすぎると太りやすい。
・1日に必要な油の量は大さじ1~2杯
・砂糖量の目安は約大さじ1(10g)
・大人のおやつ目安量は100kcal
・野菜摂取量の目標値は350g。100gの目安は、生野菜で両手の1杯・おひたし等カサが少なくなった料理では片手1杯)

・1日のエネルギーの目安はどの位か?
身体の大きさ(特に筋肉量)や活動量によって、必要なエネルギー量は異なりますが、平均的な体型のエネルギー所要量は下記の通りです。1日に必要なエネルギー量.png

1,850~3,050kcalと幅がありますが、50~69歳の2,450kcal/日を参考にお話しをして参ります。
3食で等分にとるとしたら、1食当たり約820kcalです。
最近では、エネルギー量を掲示している飲食店もありますが、チェックしてみてはいかがでしょう。

・食事量の目安。
エネルギー量のみを気にしていると、エネルギー量に換算されないビタミン・ミネラルが無視され、食事バランスが崩れてしまいます。そこで、必要なエネルギーと共に、ビタミンやミネラルを考慮する必要があります。その食品量の目安量は以下の通りです。食品の目安量.png

毎食にご飯(主食)+おかず(主菜)+野菜(副菜)をそろえるとして、それぞれの目安量を表を参考に解説していきましょう。

主食:毎食に、茶碗大盛り1膳が目安。
 穀類370g≒ごはん800g ⇒1食に260gのご飯
           
≒丼1膳 or 茶碗大盛り1膳 or コンビニのおにぎり2.5個
 芋100g≒ごはん50g ⇒芋を食べない時は、ご飯を増やしてOK。

 やはり、ラーメン+ライスは食べすぎになってしまいますね。
 茶碗の大盛り1膳を食べられるというのは、意外ではないですか?

主菜:おかずは、1食に1品が目安。
 卵50g≒S玉1個
 魚・肉140g≒魚の切り身 小1切(80g) + 肉(生姜焼き用の肉4枚)
 豆製品80g=納豆1パック + 豆腐(鍋に入れる大きさ)1切

 朝に卵・昼と夜で魚と肉を振り分ければ良いですね。
 夕食におかずが2~3品と多い場合は、野菜を増やしておかずを減らした方が良さそうですね。
 おかずが増える=プリン体を多く含む食品の食べすぎになりやすいです。
 かき揚げには約大さじ1の油がしみこんでいます。揚げ物は止めておいた方が良さそうですね。(特に夕食)

副菜:野菜は、1食に2品が理想。
 サラダ・和え物・おひたし・蒸し料理・煮物・具沢山の汁物・炒め物...を組み合わせて

その他:乳製品は1日に1回、果物は日中に1回が理想。

といった感じです。
細かい計算をする前に、現在の食事量から大きく違いのある部分から修正してみませんか?

通りすがり

  さん

おやつだけでなく、やはり、大切なのは主食の量と、おかず、野菜のバランスですかね。

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尿酸

  さん

尿酸値7前後の人間にとって、食事のとりかたがはっきりとわかった気がします。
しっかりとこの範囲ないにおさめたいと思います。

返信

Shozzy T.

  さん

「大人のおやつ目安量は100kcal」ここに特に気をつけるようにしたいと思います!
つい食べ過ぎてしまうことが多いです。

返信

しろくま

  さん

毎日の食事の中で目安量が確認できるのは心強いですね。
私も、これから食事バランスを色々と考えてみようと思います。

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