あなたの好きなおでんの具は何ですか?先日、TVの情報番組で好きなおでんランキングがあり、1位「大根」2位「たまご」でした。寒くなり、おでんなど体を温める料理が多くなる季節になりました。おでんは冬の人気メニューですが、さつま揚げやちくわなどの練り製品には、塩分・リンが多く含まれています。今回は、塩分を抑える「おでん」の工夫をテーマにお伝えします。

塩分の摂取量が多いと、高血圧・むくみなどを招きやすくなります。また、リンの摂取量が多い食事が続くと、腎機能が低下している方は、吸収したリンを尿へ排出することができず、体内に溜まって高リン血症になります。高リン血症になると、骨がもろくなったり、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の危険性が高まります。

普通のおでんと減塩おでんの栄養量を見てみましょう。

              <普通のおでん>塩分4.8g・リン255㎎

                   <減塩おでん>塩分1.6g・リン198㎎

※減塩おでんのポイント

  1. 塩分量の多い練り製品を減らしましょう。→練り製品(焼きちくわ・はんぺん・さつま揚げ)→がんもどき・厚揚げ・巾着・卵・鶏肉・大根・こんにゃく。練り製品は塩分が多く含まれています。
  2. 粉末のおでんの素を利用せず、昆布や鰹節でとった出しや天然出しを利用して味付けをしましょう。
  3. 主食がわりに食べず、ごはんやおでん以外のおかずも食べましょう。

201411月に透析食料理教室で「減塩おでん」を作りました。

献立の組み合わせは「ご飯・おでん・桜えびと豆苗の香り炒め・カリフラワーの甘酢漬け」です。

*この献立の減塩にする工夫は...

  • おでんの具は、練り製品を減らし、代わりにがんもどき・卵・骨付き鶏肉など塩分が少ない食品を利用しました。
  • 粉末のおでんの素は利用せず、昆布とかつお節でとった出しを利用しました。おでんの具の骨付き鶏肉からも、うま味が出て美味しくなります。
  • 献立の組み合わせで、主菜のおでんに塩分を重点的に使い(塩分1.4g)、副菜の「桜えびと豆苗の香り炒め」は、長葱・桜えび・ごまなど香りのある食材を利用し塩分0.4g、「カリフラワーの甘酢漬け」は酸味を生かし塩分0gと、塩分が少ない副菜と組み合わせました。

栄養量:エネルギー623Kcal、 たんぱく質22.2g、 カリウム673㎎、 リン333㎎、塩分2 g

ちくわぶ

  さん

おでんの練り製品を食べ翌日健診を受診
したら数値が高かった事があり反省しました
減塩おでんでだしの見直し、おでん以外の
おかずで食べれるのはうれしい事です

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ぽい

  さん

私は王道の大根と卵が好きです。
先日、私もおでんのランキングのテレビを見まして、おそらく同じ番組かと!
ちくわがTOP5に入っていたのが驚きでした!
また、今まで鶏手羽を具材として入れる発想はなかったのですが、
お肉の中でも鶏肉が好きなのでぜひ試してみたいと思います。

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まる

  さん

おでんの食べ方本当に分からなかったんです!
ありがとうございます

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ぱんだ

  さん

コンビニでおでんを見かけるとついつい買ってしまいます。
これからの時期ぴったりですね!

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  さん

骨付きのお肉から美味しいダシがでるので減塩になりますね。
とても参考になりました。

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いお

  さん

おでんが恋しくなる季節ですよね。参考にさせて頂きます!

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ぴーなつ

  さん

あたたかいおでんが食べたくなる季節で、
お店に売っているとついつい買ってしまいます。
自宅で作るときには、粉末だしで手軽に作ってしまいますが、
一からだしをとって作るのもすごく美味しそうですね。
だしの聞いた減塩のおでん、作ってみたいと思います。

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yuu

  さん

練り物が好きで、自宅で作るおでんは練り物だらけになってしまいます。鶏肉の旨味を使うのもいいですね。さっそく、試してみます。

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しろくま

  さん

練り物と塩分の関係は考えたことがありませんでした。
これからの季節、何気なく食べるおでんだからこそ
具材にも注意していきたいものです。

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