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〝脂質を食べると、体脂肪が増える〟というのは、一面では事実です。

糖質を制限しているときには、ATPを作るためにミトコンドリアで利用しやすい中鎖脂肪酸というものがあることを前のコラムで説明しました。

EPA、DHAといったオメガ3脂肪酸も特殊な働きを持っています。

オメガ3脂肪酸は、脂肪細胞にあるタンパク質共役受容体GPR120というレセプターに結合することが知られています。脂質として代謝されるだけでなく、体にシグナルを与える物質として働くことを意味しています。

例えばGPR120が作れないようにしたマウスは肥満になっていきます。脂肪細胞が大きくなり、同時に糖代謝も悪化します。

GPR120を刺激するということは、脂肪細胞の代謝を高める事につながります。創薬のシードとして注目されています。
EPAやDHAが高脂血症の治療薬として保険適応になっているのも、こういったことが背景にあります。

そして、白色脂肪をベージュ脂肪化するのではないかということにも注目が集まっています。

  
  
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