体重計.png尿酸値は血液検査をしてみないと、下がったかどうかを確認する事はできませんが、生活習慣病である、肥満を改善する事で、尿酸値が下がりやすい方は多いです。
肥満と高尿酸血症は直接因果関係がありましたよね。
"測るだけダイエット"という、体重を測定する事がダイエットにつながるというダイエット方法がありますが、皆さんはどの位の頻度で体重をチェックしていますか?

・体重の増減から生活習慣を振り返る。
体重を毎日チェックしていない方の中に『以前は、毎日チェックしていたけれど、全然変わらないから止めてしまった。』という方がいらっしゃいます。
ダイエット中は、日に日に体重が落ちる事を期待したくなりますが、体重を落とす事はそんなに簡単ではありません。むしろグングン落ちる場合、ダイエット方法に問題があるのではないか、長期的に継続できない方法でダイエットをしているのではないかと心配です。

私はよく患者様に、こう伝えます『体重が増えていない事を確認しましょう。』
また、体重が増減した理由を振り返ってみる事も大切です。
どんな習慣が体重の増減に関連しているのかを振り返る事で、体重増加につながりやすい習慣に気を付ければ良いのです。

体重をチェックするようになった方から聞かれるコメントとその対策例は以下の通りです。
『夕食時間が遅いと体重が増えやすい。』
  ⇒夕食を2回に分けてみようか。
  (おにぎり等のご飯(主食)を先に食べ、おかずと野菜を自宅で食べる。)

『飲み会が続くと体重が増えやすい。』
  ⇒つまみの量に気を付けた方が良さそうだ。特に揚げ物は控えて野菜スティックにしておこうか。

『仕事がある日には体重は減るけれど、休日になると体重が増えてしまう。』
  ⇒休日には、通勤分のウォーキングはしておこうか。
  
⇒家にいると菓子類を食べてしまっているなら、外出をして間食をしないようにしておこうか。

『仕事の配属が変わり、外の周りの仕事からデスクワークになって、体重が増えてしまった。』
  ⇒通勤時間を利用して、なるべく歩くようにしようか。職場のフロア移動は階段を使用しようか。
  
⇒運動量を増やす事は難しいので、食事量を調整してみようか。

体重をチェックする頻度が低いと、早めに手を打つ事が出来ず、いつの間にか体重が大きく増加してしまった!という事にもなりかねません。理由は分からず体重が5kg変化していたと経験のある方は、是非マメにチェックしてみませんか?グラフ.png

測定した結果をグラフにする事で体重の微妙な変化を客観視できます。ポイントは週末にまとめてグラフにするのではなく、体重測定をしたら、その場でグラフにする事です。体重計の前に方眼紙を貼っておくというのは、いかがでしょう。

・体重計は脱衣所に置く。
体重を毎日チェックしていない・出来ない方の理由に多いのが、体重計はあっても、測定しづらい場所にあるという事です。
食事量や水分量に左右されない体重や体脂肪率を知るには"起床後の排尿後で食事前、もしくは起床後に入浴する場合は入浴前"が理想的な測定のタイミングです。
体重計がトイレの前に置いてあっても良いですし、入浴前に測りやすいように脱衣所にあっても良いでしょう。より正確に知りたいから洋服分を考慮しなくて良い脱衣所に体重計があると測りやすいのではないでしょうか。

・入浴前後の体脂肪変化に一喜一憂しない。
濡れた足跡.png最近では体脂肪を測る事ができる体重計をお持ちのご家庭も多くなりましたね。
足の部分に(上半身も測定できる物には、手で握る部分にも)電極である金属部分がありますが、身体に微弱な電流を流して体組成を推定しています。電気抵抗値・身長・体重・年齢・性別から体脂肪率を算出しています。
電気は水分や電解質を多く含む組織(筋肉や血管等)を通りますが、脂肪はほとんど通りません。また、太さにより電気の通りやすさは異なります(太さがあるほど、電気の抵抗値は低くなる。)。

マメに体脂肪率をチェックしている方の中には、入浴後の体脂肪率減少を喜んでいる方がいらっしゃいますが、入浴後の体脂肪率減少は体脂肪が減った訳ではなく、足裏が濡れたためです。
水分が多いと電気が通りやすくなり、電気抵抗値が下がり、筋肉量が多くなると算出されるのです。
また朝晩の体脂肪変化は、体水分の移動によるものです。起床後は全身に水分が分布していますが、起きている状態が続くと、水分が下半身に集まり体脂肪率が下がると算出されやすくなります。また前日に飲みすぎて浮腫んでいると、正確な値が測りづらいです。

・前日差は1kg未満に。
体重が急に落ちるという事は、水分補給不足を疑いましょう。以前に、運動時の水分補給についても触れていますが、水分量が不足すると尿酸値がさらに上がり、痛風発作が起きやすかったですよね。
体重の変動以外には、尿の色で水分不足になっていないかを確認するのも1つです。

尿の色が黄色いのは、肝臓から分泌される胆汁に含まれているビリルビンの色です。水分を十分にとっている場合は淡い黄色ですが、水分不足だと色が濃くなってきます。(薬やサプリメントの服用でも変化します。)
尿の色が濃い場合は水分補給量が足りない可能性があるため、水分補給量を増やしましょう。
特に前日に飲酒した翌朝・運動後・サウナや長風呂に入った後は濃くなっていませんか?

体重測定は体調管理の一部と言って、過言ではありません。体重は色々な事を教えてくれます。
体重はあまり測らないという方は、入浴のタイミングで体重をチェックしてみませんか?

黒いの

  さん

銭湯などでたまにしか体重を図らないので、体重変化に気付かないまま生活してしまいます。
少々危険かもしれないと思いました。

返信

おむすび

  さん

現在昼、夜の食事を野菜中心にしてます。昼は、ピーマン、ブロコリー、アスパラ、エリンギなどを、酢漬けにしたものと、キーウイなどの果物を食べています。夜は、魚OR,肉を少々、キャベツ、レタスのサラダ(ドレッシングで)、生のトマトをマユネーズで、オニヲンスライスを鰹節と味ポンをかけ食べています。ご飯は半ぜん、それにエノキの味噌汁を着けています。この食事の結果、体重が90キロから80キロへ10キロ減量できました。尿酸値も7.0から6台に下がったかな?

返信

みかん

  さん

お風呂上がりなど、水分が多い時は体脂肪率が低く出るとは知りませんでした。体重は同じ時間に、同じ条件で測ることが重要なのですね!

返信

yuu

  さん

普段、デスクワークで運動不足ですが、フロア移動は階段を使うくらいなら、続けられそうです!体重も久しぶりに測ろうと思いました。

返信

しろくま

  さん

ご飯を食べる時間は非常に大事ですね!
今後体重を気にしつつ、生活をしていきたいと思います。

返信

さがわ

  さん

家に体重計がないのでたまにしか量れないのですが、体重を測るタイミングには気をつけようと思います。

返信

Shozzy T.

  さん

ダイエットを始めて体重が減ってるのを実感できるうちはいいのですが、
減るのが止まり始めると段々モチベーションが下がってしまいます。
長期的な目で見て、目先の数字に一喜一憂しないようにしたいものです。

返信

じょいふる

  さん

ダイエット然り、何事もこうなる前にこうしようと予測を立てて行動することが大切ですね。

返信

テイクバス

  さん

体重計の仕組みは勉強になります。
測定時間に気を付けたいなと感じました。

返信

まーたく

  さん

体重を計り続けるにしても同じ時間同じシチュエーションでというのは基本ですね。再確認しました。

返信

まめさん

  さん

体重は毎日測定していますが
生活習慣に密接な関係がある事が
わかりました
もう少し生活を見直してみたいと
思います

返信

ブラブラ

  さん

ここ半年で10キロ体重を落としました。炭水化物の量を減らし、夜は野菜中心の食生活にしました。大成功でした。

返信