ここにノバク・ジョコビッチの本があります。興味を持って読みました。現在本屋に行くとこの本を見る事ができます。テニスの世界選手権、オーストラリアの大会だったでしょうか、日本の錦織選手が現在、非常に強く、世界のベスト10以上内、ベスト4になるかもしれないという試合のニュースでは、その対戦相手がノバク・ジョコビッチでした。
ジョコビッチは現在テニス界の世界チャンピオンですが,実は彼は出身が旧ユーゴースラビア、セルビアの出身の選手です。あの国は目下国内紛争中で、彼はNATO、アメリカからの空爆を家族ともども逃げ回りながらテニスの練習を続けてきた選手です。大変な困窮の中をかいくぐりながら、テニスラケットを持って練習してきた選手です。
ここまであがってこれたのは、両親、周囲の理解と本人の才能でしょうか。いいコーチもいたのでしょうか。しかしながら次第に世界ランクが上になるにつれて、長時間のコートでの激烈な試合中、幾度も体調の不調(彼は予告もなしに私の力を奪うなぞの力と言っていた)を訴え、途中で試合放棄などもあったようです。全豪オープンでの彼の不調をテレビで見ていた医師イゴール・セトジェヴィッチ氏は彼に食事改善アドバイスをするのです。
彼は、食事の事、特にジョコビッチのグルテン不耐症を感じてアドバイスを行ったそうです。やはりジョコビッチはグルテン不耐症で、ELIZAの血液テストでもはっきりしたようです。このように本人の体調不調の原因が食事との関連であって、十分にそこをコントロールした今、世界チャンピオンになってます。錦織も破れてます。
彼の本を見ると、グルテンに関しては,何から何まで徹底的に自己管理です。彼の食事の栄養面、エネルギー面は、きちんとした管理栄養士がいるのでもなく完全に自己管理しているのです。この本を見ると、彼は自分の体を使って食のバイオアッセイをしている感じです。これは近代人の理想的な本来の姿です。
自分の体に食事を与え、ギリギリの限界にまで体を使って追いつめて、いま自分が何を食べるべきか、いま体が何を求めているのか、真剣に追求しています。彼のテニスプレーヤーとしての発言は、管理栄養士に関係する我々に何か刺激的で、大切なものを知らせてくれている様な感じでした。
これからの誰もができる自分だけの栄養管理の考え方でしょう。自分の体が発する声に耳を傾けてほしいとジョコビッチはいってます。これからの食の管理は、自分だけの自分にあった独自の栄養の管理でしょう。教科書の基本的知識をベースに、自らで栄養管理を行うという方向でしょう。テーラーメード(個々人の各個人にかなった)という言葉がありますが、テーラーメードの食・栄養の自己管理です。これからは求められてゆくのでしょう。
ヒトの寿命が200歳もあり得る時代がくるのでしょう。