ポリカーボネート樹脂製の食器や哺乳瓶などからは樹脂に硬化しないで取り残されていた原料のビスフェノールAが溶け出すことがある。缶詰の内面塗料に使ったエポキシ樹脂から溶け出すこともある。この化合物には女性ホルモンの2万分の1程度ではあるが弱いホルモン作用がある。

 おしゃぶり玩具、輸血用の血液バッグ。弁当の箱詰め作業などに使う薄い手袋など、柔らかな塩化ビニール製品からは、塩化ビニールを柔軟にする可塑剤、フタル酸ジエチルヘキシルが数マイクログラム程度ではあるが溶け出して女性ホルモン作用を示すことがある。幸い、ビスフェノールAやフタル酸ジエチルヘキシルの摂取量は1日許容摂取量の10分の1程度であると考えてよい。

 トリブチルスズやトリフェニールスズなどの有機錫化合物は、藻類、貝類の増殖を防ぐので、漁船の船底や漁網に塗る塗料に使用されていたことがある。しかし、それが海水に溶けだして水生生物に蓄積し、巻貝に性器異常が生じたので使用禁止になった。カップめんの発泡スチロール製カップに湯を注ぐとスチロール樹脂の原料であるスチレン.ダイマーやトリマーが数マイクログラム溶け出す、これも環境ホルモンとして働くのではないかと疑われたことがある。

 私たちは食品添加物や農薬だけでなく、医薬、化粧品、洗剤、プラスチック製品などに10万種類もの人工の化学物質を使っている。これら化学物質を製造し、使用する過程でごく一部が環境中に放出されるから、それを吸い込んだり、食事とともに体内に取り込んだりすれば、何らかの健康被害を受ける危険がある。環境省がDDT,PCB,ダイオキシン、ビスフェノールAなど環境ホルモンとして働く疑いがある化合物を65種類選んで調査したところ、現在、日本の大気や河川などを汚染している超微量の濃度ならば、魚に影響することはあっても人間には影響することはないことが判明した。

 かつて報告された野生生物の生殖異常の多くは工場事故などによる局地的あるいは一時的の濃厚汚染の結果であったらしい。これで疑いは全て晴れたわけではないが、マスコミや一部の学者ははよく確かめもせずに大騒ぎしたことを反省してほしい。

 

ホルモン

  さん

環境ホルモンの中には性ホルモンがあることを初めて知りました。
身の回りの物質には、化学製品が多く含まれていると改めて考えさせられました。

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ちび太

  さん

メディアの影響は本当に大きいですね。
情報が正確なものを提供していくことが大切ですね。

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ダンボ

  さん

科学物質のおかげで、豊かな生活を享受してきたわけですが、ここにきていろんな面でその代償を迫られているような気がします。
安全かどうか別として、当面危険はないとしても、大人は大丈夫でも子供はどうなのか。科学物質同士が合体してトランスフォーメーションなんてことにならないか・・・

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ちろ

  さん

食材については、気にしていましたが、
食器などの安全性についてはあまり考えたことがありませんでした。

テレビ、インターネットなど情報を得ることのできるものは
多くあります。
一つの情報を鵜呑みするのではなく、複数の情報から
正しい判断をしていきたいです。

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らぁる

  さん

マスコミの影響力は大きいですもんね・・

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mottei

  さん

最近は直接食べる食品の安全性ばかり
気にしてしまいますが、
食器や哺乳瓶など間接的にも
健康被害の可能性があるのですね。
しかし、単に怖がるのではなく
人体に影響のある量や内容をきちんとみきわけなければ
なりませんね

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いもこ

  さん

マスコミの発信する情報は
簡単に入ってきやすい分
自分たちで、どこまで正しいが判断する能力を
身につけなければいけませんね。

女性ホルモンが関係してくるとは・・・
知りませんでした。

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まっきー

  さん

女性ホルモン様作用があるとは驚きでした
よく分からない事だと不安になってしまいますが
あまり過敏になるのも良くないですね。

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トーテム

  さん

テレビで何かが騒がれるたびに不安になるので不必要にあおるだけではなく安全が確認されたらあおった分だけ安全性を伝えてほしいです。

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ぴー

  さん

よく見る名前も、あまり見ない名前も、良くわからないからこそ恐いのだと感じます。
自分にとって必要な情報を不要な情報、またその真偽をしっかり確かめていきたいと思います。

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偽PT

  さん

問題がないと聞いて良かったです。マスコミや新聞等の情報に惑わされずしないといけないですね。

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ゆん

  さん

工場排水で一部局所の汚染の恐れから、その場所での漁獲をしなくても、回遊魚が汚染された区域を通ったのではないかとちょっと心配も残ります。
でも魚は食べたいので、市場に出ているものは安全と信じて食べたいです!

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zoyu

  さん

自分たちも情報に踊らされないようにしないといけないですね。
情報が多すぎるのも逆に怖いです。

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shin

  さん

正確な情報をいかに集めていくかが大事だと、先生のブログを読ませて頂き、毎回感じています。

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りんご

  さん

女性ホルモン作用があるんですね。
少しおどろきです!
これを撮り続けた場合はどのよな
害がでるんですか?

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Pig。

  さん

体の小さい生物は少量でも影響を受けますね。
人体に影響がなくても、他の生物に影響を与えている事は確かです。
海が好きですが、自分の家から行ける距離の海は濁っています。
昔はきっときれいだったと思います。昔のきれいな海がみたいです。

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ジョー

  さん

環境ホルモンが人体に及ぼす影響、とても気になります。

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ノンノ

  さん

確かな情報。
情報があふれる今だからこそ、
それを見極める力がいるのですね。
周りが同じ意見を主張していると
同調してしまうのが
日本陣の特徴なのかもしれません

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カンノコ

  さん

食事だって体内に入る量が多すぎると健康を害する場合があります。環境ホルモン、農薬、今問題になっている放射能…どれも
体内に入る「量」が問題です。

テレビなどの一部の情報源をうのみにするのではなく、様々な方面から物事を判断していきたいと思います。

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ふたちゃん

  さん

問題はないと知って安心致しました。

マスコミや、テレビの情報を素直に受け入れるのもよくないことですね。

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オサム

  さん

マスコミのさがでしょうね。
見てもらってなんぼの世界ですから。
倫理や正義よりももうけ主義。
テレビも新聞もすべてタブロイド紙化してしまいました。
 
最近は政治的な指向性も見え隠れして嫌ですね。

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