遺伝子組換え農産物が輸入されるようになってから14年にもなるが、いまだに消費者の多くは遺伝子組換え農産物は怖いものだと考えている。しかし、遺伝子組換えとはどのようなことであるかをよく理解しているとも思われないので、解説することにする。
現在輸入されている遺伝子組換え農産物とは、遺伝子組換え操作によて害虫の食害を受けにくくなったトウモロコシ、除草剤で枯れにくくなったトウモロコシと大豆などである。害虫の食害を受けにくい品種であれば、殺虫剤の散布回数を減らせる、また除草剤で枯れにくい品種であれば強力な除草剤で雑草だけを駆除できるから、栽培農家は手間が省けるので都合がよい。したがって、遺伝子組換え農作物の栽培面積はアメリカを中心にして25カ国、1億3千万ヘクタールに広がっている。アメリカで生産されるトウモロコシの80%、大豆の92%が遺伝子組換え品種に替っている。
わが国はトウモロコシはほぼ100%、大豆は95%を輸入に頼っているから、知らず知らずのうちにこれら遺伝子組換え農産物を食べることになる。そこで、消費者の不安を解消するために、遺伝子組換えの大豆、トウモロコシ、ジャガイモ、菜種、綿実を原料に使用した加工食品には「遺伝子組換え品種を使用した」と表示することが義務づけられている。ただし、醤油、サラダ油、水飴などは製造する過程で遺伝子組換えタンパクが分解して除去されるので、使用していても表示はしなくてよい。
なお、遺伝子組換え原料を使用してなければ、「使用していない」と表示するか、しないかは加工業者の任意である。ただし、遺伝子組換え原料が少し混じっているかもしれない場合は「不分別」と表示しなければならない。
現在のところ、遺伝子組換え原料を「使用」と表示している加工食品は市場に全く見当たらず、「遺伝子組み換原料は使用していません」と宣伝している製品ばかりである。ところが、DNA分析をしてみると、遺伝子組換え原料が混入している製品が3割もあるのである。なぜかと言えば、原料全体の5%までなら遺伝子組換え原料を使っていても「使用」と表示しなくてもよい、あるいは原料の収穫、輸送時にたまたま生じた5%未満の混入ならば「使用」と表示しなくてもよいと定められているからである。
近く、1%以上の混入は認めないことになるが、それにしても知らず知らずのうち遺伝子組換え農産物を食べさせられている(実害はないけれど)ことになるから、消費者をごまかす底抜けザル表示と言わざるを得ない。

りんご
さん使用していませんも
使用しているんですね、、、
表示に関して知ることも大切ですが、
私たちがきちんと
食べてどのような害がでるかを認識する
ことも大切なのかなと感じます
Pig。
さん「使用」と表示は、食品の0カロリー表示と同じですね。
結局は、それを積み重ねれば蓄積されているのと同じだと感じます。
mottei
さんいつも先生のブログ参考になさせて頂いております。
除草剤を入れる危険性と遺伝子組み換えの危険性
いちがいにはいえないですね。
広く言えば、品種改良も良い遺伝子を残すという意味では
遺伝子操作の一環かなとも思いますしね。
ちろ
さん遺伝子組換え原料が少し混じっているかもしれない場合は「不分別」と表示しなければならないのに、5%以内のものであれば、表示しなくても良いというのはおかしな話ですよね・・。
何も知らないままだと、完全に入っていないと思うので、
まずは、そういった表示になっているという事実は知って
おかないといけないと感じました。
shin
さん遺伝子組み換えの農産物が将来、どのような影響を及ぼすことになるのか・・・はっきりしていないこと不安を煽るのだと感じています。
ちび太
さん食品表示は消費者に正しい情報を提供するために記載があると思っていましたが、本当のことが書かれているものは少ないのでしょうか。
zoyu
さん遺伝子組み換えについて、最近は前ほど騒がれなくなったような感じがします。私自身、あまり理解が出来ていないので、ブログ楽しみにしてます!
ぴー
さん表示を見るだけでなく、その裏に隠された現状や情報を読み取っていかなければならないのだと感じました。
いも
さん遺伝子組み換えの表示をみて、
どのくらいの方が、
その商品を買うことを控えるのでしょうか?
私はそこまで、この表示に抵抗を感じないのですが、
どこまで詳しく表示をするかということも、
難しい問題ですね。
ゆん
さん遺伝子組換えのものは輸入されるときの検査が厳しいので、むしろ安心だと聞いたことがありました。
遺伝子組換えによって殺虫剤などの使用量が減るのであれば、その方が好ましいかなとも思いますが、実際、農薬の量に差が出るのでしょうか?
ノンノ
さん遺伝子組み換えだからといって私はあまり気にしていませんでしたが
やはり、子供を持つ親などはきにしてしまうのも
仕方ないのでしょうね
正しい知識と理解、本当に必要だと感じます。
ぽん
さん正直、表示されていてもどちらを選ぶのが良いのか判断が出来る知識を持っている方は少ないんでしょうね。
商品相場でもGMO大豆とNON-GMO大豆とで別の相場を持っているので、違いは小さくはないということですよね。
tomato
さん確かに、使用という表示を見た事がないです。カロリー表示の5kcal未満は0kcalというのと一緒ですね。その含みを持たせる意味がよく分からないのですが、組み換え食品をすでに私達は摂取しているかもしれない、と言う事が良く分かりました。
ふたちゃん
さんトウモロコシ・大豆のほとんどを輸入に頼っているということから、知らず知らずに遺伝子組み換え食品を口にしていたとしても不思議ではありませんで。
ですが実際、どのような影響があるのかよく知りません。
偽PT
さん知らないうちに遺伝子組換え農産物を食べているんですね。私は、あまり気にはしていないのですが、表示で「使用」をされているのは、見たことないと思います。
トーテム
さん結局安全性の観点からすると擁護側も批判側も論拠が足りないのが問題なのでしょうね。
とはいえ世界人口が増えている現況を考えると効率的に食料を生産する手段の確立は必須なのかなと感じます。
食料を確保するための戦争が起きるなんてことは嫌ですし。
個人的には早期に安全性を証明できることを望んでいます。
ジョー
さん遺伝子組み換え食品は、知らず知らずのうちに食べているのですね。
蓄積していくとどのような影響がでるのか知りたいです。
ダンボ
さん遺伝子組換え農産物は、安全なのですか?安全ではないのですか?
もう少し時間をかけて検証しなくてもよいのですか?
何で、原料全体の5%までなら使っていても「使用」と表示しなくてもよいのですか?
安全なのではなく、危険性が発見できないだけなのでは?
オサム
さん説明しても理解できない消費者の
不安を煽るだけだから
隠したほうが良いという考え方は
いまだに残っているのですね。
メーカーも政府も
相手を軽く見すぎています。
まあ、大概の国民がそれでだまされるのだから
仕方が無いのかもしれませんが、
正しい情報を包み隠さず伝えて、
それで世の中が正しい方向に動くのは
何時になるのでしょう。
ミー
さんたしかに「使用」と表示されているものを見たことがありません。
でも、「使用していません」表示は、カロリーゼロ表示と似たようなトリックがあったのですね。
また一つ、勉強になりました!