マコモダケをいただいたので、
グリルで焼いていただくことに。
まわりの外皮を4枚ほどはがすと、
たけのこそっくりの実が出てきて、
これをまずそのまま頬張ります。
うーん、繊維の軟らかい新筍だ。
春いただく新筍は、甘い香りのなかに、
芽吹きのエネルギーがガンときますが、
その香りとえぐみを除いて、
さらに洋梨のような色っぽい甘みを加えた、
優しい穏やかな味。
目をつぶりながら、ずっと先にある味をさぐるような
淡い淡い味わい。
今度は生姜じょうゆにつけて・・。
やはり、果実のようなさわやかな甘さがあるので、
炊きたてのごはんというよりも、
ビールやきりっと冷えた白ワインやビールに合いそう。
美味しいものづくしの秋の味覚に、
またひとつ加わった美味でした。
〈まこもたけ〉
イネ科の多年草マコモの肥大した新芽。
アジア各国で食用、薬用される。