医療機関での栄養指導で、アドバイスをすぐ実行してくださるのが痛風の患者様です。

足が腫れて靴も履けない・痛みで地面に足を付けられない・混雑した所で足を踏まれて脂汗をかいた...と痛い話を教えてくださいます。中には大学生の患者様もいらっしゃいました。

"風が吹いても痛い"という位ですから、相当な痛みですよね。

明治時代以前の日本では痛風はなかったそうです。患者数が増えてきたのは戦後、それも1960年代になってからだそうです。原因の1つは食の欧米化です。現在では患者数は数十万人だと推定されています。

一方、西洋では古い病気で、エジプトで発掘されたミイラの関節に尿酸塩があったそうです。マケドニアのアレクサンダー大王・フランスのルイ14世・宗教改革のルター・芸術家のミケランジェロ・レオナルド ダ ビンチ・詩人のダンテ・天才物理学者のニュートン・生物学者のダーウィンは痛風だったとも言われています。

下の図は、痛風の原因である高尿酸血症を中心に、疾患や生活習慣との因果関係を示したものです。生活習慣病である、肥満・脂質異常症・高血圧が高尿酸血症と直接因果関係がありますね。特定保健指導の対象でもある、これらの疾患が増えている今、痛風はもはや贅沢病ではないですね。

痛風の因果関係.png

マグロ

  さん

痛風の患者数が数十万人とは知らなかったです!

返信

足痛い

  さん

痛風は西洋では古代からあったんですか!初めて知りました。

返信

あつこ

  さん

痛風の歴史は新しい事には驚きました

返信

  さん

現在問題視されている、様々な疾病との因果関係が強いことを知りました。痛風の方は周りに多く感じます。ぜひ、実践できる予防法を教えて頂きたいです。

返信

ゆう

  さん

世界史に出てくる芸術家や学者も痛風だったなんて驚きました。
他の疾患ともこんなに関係しているんですね。
痛風にならない食事、知りたいです!

返信

みかん

  さん

食の欧米化は痛風患者さんも増加させたのですね。
身近に尿酸値は高いけど、まだ痛みはでていない痛風予備軍(?)がいます。
どんなことに気をつけたらよいのか、ブログを楽しみにしています。

返信